Javaにおけるオブジェクト指向の基本原則と使用方法を簡単に解説

java

オブジェクト指向とは

オブジェクトを中心にしてプログラムを作る考え方

設計図クラスの中に『属性(データ)』と『操作(処理)』をひとまとまりにしてプログラムを作っていく考え方

オブジェクト指向を持つメリット

  • チーム開発で作業効率がUP(柔軟性)
  • メンテナンス(保守性)がしやすい
  • メモリ効率がUP、システム化できる(再利用の向上)

上記のメリットが得られる理由

プログラムを『もの』という概念で捉えている。『役割ごとのまとまり』にすることで、プログラム全体を把握しやすくなるため。

オブジェクト指向をより深く理解するための知識

オブジェクトとは

1つの設計図クラスを元に具体的なデータを入れて作られた実体のこと

設計図クラスから作られる実体(モノ)である

設計図クラスとは

オブジェクトが持つ『属性』と『操作』をまとめたもの

Javaのクラスは2種類ある

  • 実行用クラス
  • 設計図クラス

実行用クラス

実行用クラスは、処理を実行するためのクラス

sampleコード

//実行用クラス
public class Execution {

	public static void main(String[] args) {
	
		//オブジェクト生成
		Design design = new Design();
		
		//設計図クラスのprintメソッドを実行
		design.print();
		design.print("属性", "操作");
	}
}

設計図クラス

設計図クラスは、『属性』と『処理』に分かれている

  • 『属性』は、データを持っている。フィールドやメンバ変数と定義される
  • 『操作』は、処理情報が入っている。メソッドと定義される

sampleコード

//設計図クラス
public class Design {
	//属性
	private String name1;
	private String name2;
	
	//操作
	public void print() {
		System.out.println("設計図クラスです");
	}
	
	public void print(String name1, String name2) {
		System.out.println(name1 + "と" + name2 + "の学習をしています");
	}

	public String getName1() {
		return name1;
	}

	public void setName1(String name1) {
		this.name1 = name1;
	}

	public String getName2() {
		return name2;
	}

	public void setName2(String name2) {
		this.name2 = name2;
	}	
}

実行用クラス実行結果

    設計図クラスです
    属性と操作の学習をしています

終わりに

上記で紹介したクラスとオブジェクトという考え方はオブジェクト指向の三大要素の1つ。

もっとオブジェクト指向について知りたい方は三大要素を調べてみてはいかがでしょうか!

オブジェクト指向の三大要素

  • 継承
  • カプセル化
  • 多態性(ポリモーフィズム)

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