【Javaの入門】文字列の結合concatメソッドを解説

Javaのconcatメソッドって何？

JavaSilverの勉強をしていたら出てきたけど、もっと深く知りたい

concatメソッドは一言でいうと「文字列の結合」だよ！

今回は、concatメソッドの説明や使い方、注意点などについて解説していきます。

Javaで文字列を連結する方法はいくつかありますが、その中でもconcatメソッドは、文字列を結合するシンプルで直感的な方法を提供してくれます。

この記事では、Javaのconcatメソッドの使い方とその利点について解説します！

concatメソッドとは？

concatメソッドは、Javaのjava.lang.Stringクラスに属するインスタンスメソッドです。

このメソッドを使って、2つの文字列を連結して新しい文字列を作成することができます。元の文字列を変更せず、新しい連結された文字列を返します。

concatメソッドの使い方

以下に、concatメソッドを使って2つの文字列を連結する例を示します。

public class ConcatExample {
    public static void main(String[] args) {

        // String型の宣言
        String str1 = "Hello";
        String str2 = "World";

        // 文字列の結合
        String combinedString = str1.concat(str2);

        // 出力
        System.out.println(combinedString); 
    }
}

実行結果

HelloWorld

この例では、str1とstr2という2つの文字列をconcatメソッドを使って結合しています。
結果として得られる新しい文字列は “HelloWorld” となります。

concatメソッドと+演算子の比較

Javaでは、concatメソッドの代わりに、+演算子を使って文字列を連結することもできます。以下に、上記の例を+演算子を使って書き換えたものを示します。

public class ConcatExample {
    public static void main(String[] args) {

        // String型の宣言
        String str1 = "Hello";
        String str2 = "World";

        // 文字列の結合（＋演算子）
        String combinedString = str1 + str2;

        // 出力
        System.out.println(combinedString); 
    }
}

実行結果

HelloWorld

この場合も、結果は同じく “HelloWorld” となります。
どちらの方法を使うかは好みや状況によりますが、+演算子の方が一般的によく使われます。

concatメソッドの注意点

concatメソッドを使用する際には、いくつかの注意点があります。

nullの扱い

concatメソッドは、null値の文字列に対して使用することができません。もしnull値の文字列を連結しようとすると、NullPointerExceptionが発生します。
これを避けるために、文字列がnullである可能性がある場合は、nullチェックを行ってからconcatメソッドを使用することが望ましいです。

不変性

文字列は不変オブジェクトであり、concatメソッドは元の文字列を変更せずに新しい文字列を作成します。
大量の文字列連結が必要な場合は、concatメソッドや+演算子の代わりに、StringBuilderまたはStringBufferクラスを使用することでパフォーマンスを向上させることができます！

複数の文字列を連結する

concatメソッドを使って、3つ以上の文字列を連結する方法を見てみましょう。

public class ConcatMultipleStrings {
    public static void main(String[] args) {

        // String型の宣言
        String str1 = "Hello";
        String str2 = "World";
        String str3 = "!";

        // 文字列の結合
        String combinedString = str1.concat(str2).concat(str3);

        // 出力
        System.out.println(combinedString);
    }
}

実行結果

HelloWorld!

この例では、str1、str2、str3という3つの文字列を連結しています。
concatメソッドを連続して呼び出すことで、複数の文字列を結合することができます。

まとめ

• concatメソッドは、java.lang.Stringクラスのインスタンスメソッドで、文字列を連結して新しい文字列を作成します。
• concatメソッドと+演算子はどちらも文字列の連結に使用できますが、どちらを使うかは好みや状況によります。
• concatメソッドの注意点として、null値の文字列と大量の文字列連結の扱いが挙げられます。null値の文字列を連結しようとすると、NullPointerExceptionが発生するため、nullチェックが必要です。
• 大量の文字列連結が必要な場合は、concatメソッドや+演算子の代わりに、StringBuilderまたはStringBufferクラスを使用することでパフォーマンスを向上させることができます。