Javaを学び始めると、最初にエントリーポイントという言葉を耳にすることがあります。
これは、プログラムが最初に実行を開始する場所を指します。
Javaではmainメソッドがエントリーポイントになり、プログラムを実行すると、mainメソッドの中の処理が順番に実行されます。
本記事では、「Javaのエントリーポイントとは何か?」を初心者にもわかりやすく解説します!
Javaのエントリーポイント(mainメソッド)の基本構造
Javaのエントリーポイントは、以下のような main
メソッドで定義されます。
public class Main { public static void main(String[] args) { System.out.println("Hello, Java!"); } }
各キーワードの意味
キーワード | 意味 |
---|---|
public |
どこからでもアクセス可能(Javaが呼び出せるようにする) |
static |
インスタンスを作成せずに呼び出せる(Javaが直接実行するため) |
void |
戻り値を返さない(何も返さず処理を実行) |
main |
Javaが必ず探すメソッド名(変更すると動かない) |
String[] args |
コマンドライン引数(初心者は気にしなくてOK) |
Javaのエントリーポイントの役割
- プログラムの起動 – mainメソッド内にあるコードが最初に実行される
- 他のメソッドやクラスの呼び出し – さまざまな処理を実行できる
- 変数の初期化 – プログラムで使用する変数を設定
エントリーポイントの実行の流れ
次のコードを例に、エントリーポイントがどのように処理を進めるのか見てみましょう。
public class Main { public static void main(String[] args) { greet(); } public static void greet() { System.out.println("こんにちは、Java!"); } }
処理の流れ
main
メソッドが最初に実行される。greet()
メソッドがmain
から呼び出される。greet()
の中で"こんにちは、Java!"
が表示される。
実行結果:
こんにちは、Java!
初心者がよくある間違い
❌ mainメソッドの書き方を間違える
public class Main { void main(String[] args) { // ❌ static がないと動かない System.out.println("Hello, Java!"); } }
エラーの原因: static
がないため、Javaがmainメソッドを見つけられない
❌ mainメソッドの名前を変更してしまう
public class Main { public static void start(String[] args) { // ❌ "main" でないとエラー System.out.println("Hello, Java!"); } }
エラーの原因: Javaがエントリーポイントを認識できない
まとめ
- Javaのエントリーポイントは mainメソッド
public static void main(String[] args)
の形で書くのがルール- mainメソッドからプログラムの実行がスタート
- 他のメソッドをmainから呼び出すことで、複雑な処理を実装できる
Javaプログラムを作成するときは、必ずmainメソッドを正しく記述しましょう!💡
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